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弁護士の仕事
みなさんこんにちは。
さて、まずは近況から。
昨年4月から愛知県弁護士会の民暴委員会委員長を務めています。
民暴委員会とは、民事介入暴力対策委員会の略称で、暴力団等の反社会的勢力が民事紛争に介入してくることを防いだり、不当要求を拒んだり、暴力団員等から受けた理不尽な損害を回復するなどの手法を研究したり、また実際そのような被害に遭われた方々の権利回復を行う委員会です。
また、昨年来より被害が急増した繁華街でのぼったくり被害回復の活動もしています。
昨年に引き続き、今年度も愛知県弁護士会の民暴委員長を務めていますが、この6月から日本弁護士連合会民事介入暴力対策委員会の副委員長の仕事も務めることになりました。日本弁護士連合会、略して日弁連は、日本全国の弁護士会で構成された弁護士会の中央組織で、その日弁連にも、民暴委員会があるのです。日弁連の民暴委員会では、警察庁や最高検察庁の暴力団対策を担当する部門との研究会や、全国の暴力団情勢、民暴被害を防ぐ方策などを全国から集まった各地の民暴弁護士の皆さんと研究しています。
そのほか、中部6県(愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山)の弁護士会で構成される中部弁護士会連合会、略して中弁連にも民暴委員会があり、中弁連民暴委員会でも副委員長を務めています。
弁護士の職務の中には、依頼者から受ける仕事(事件処理)もあれば、このような弁護士会での活動もあるのです。2016.08.02